寄稿 経済政策

アベノミクス、初心に立ち返れ

    中西健治氏=須藤孝撮影
    中西健治氏=須藤孝撮影

    「道半ば」

     アベノミクスの基本は、デフレからの脱却に真正面から取り組むということである。現時点において「道半ば」と言われるのは、政府も認めているように、まだデフレから「完全に脱却した」とはいえないためだ。また、日銀の掲げた2%の物価上昇目標も達成できていない。

     ただ、経済政策で一番重要なことは雇用の創出、つまり「働きたい人に活躍の場を提供すること」である。その点ではアベノミクスは十二分に成功している。この先、賃金が上昇していると実感できるような状況を作り、消費の盛り上がりにつなげることが重要である。そこが問われている。

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    プロフィール

    中西健治

    中西健治

    参院議員

    1964年生まれ。JPモルガン証券副社長などを経て、2010年参院初当選。自民党法務部会長を務める。参院神奈川、当選2回。自民党麻生派。