「政治的公平」の規定は重要だ

片山虎之助・日本維新の会共同代表
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片山虎之助氏=須藤孝撮影
片山虎之助氏=須藤孝撮影

基準緩めると政治的中立性失われる危険

 限られた資源である電波を使用する放送についてはそれなりの手続きと基準が決められている。

 ところが通信は完全に自由だ。そしてネット上での「放送」に似た「通信」がどんどん盛んになっている。

 そうしたなかで、放送法4条(番組編集にあたって政治的公平や多角的な論点をとりあげるように定めた規定)のような規定を緩めてもっと活発化させたらよい、という議論が出てきた。米国では放送法4条と近似した「フェアネス・ドクトリン(公平原則)」が、相当以前に廃止されている。

 安倍晋三首相は直接、放送法4条改正については言及していないが、ネット関係者の会合などで発言している…

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片山虎之助

日本維新の会共同代表

1935年生まれ。58年自治庁入庁。89年参院初当選。郵政相、自治相、総務相、自民党参院幹事長などを歴任。参院比例、当選5回。