ふらっと東アジア

北朝鮮非核化 本気度を測る「ものさし」

米村耕一・外信部副部長
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=太田康男撮影
=太田康男撮影

 6月に行われた米朝首脳会談は、共同声明に非核化について具体的な内容の記述がなく、期待外れだった。今後の非核化の道筋についても悲観的になりがちだが、「うまくいかない」と決めつけるのも早計だ。北朝鮮の非核化は簡単に諦めるには重大すぎるし、現時点では悲観論、楽観論共に十分な根拠はないからだ。

 首脳会談後の米朝協議を固唾(かたず)をのんで見守る私たちにとってまず重要なのは、北朝鮮の表面的な言葉に踊らされることなく、かといって冷笑的な姿勢を取ることもなく、できるだけ客観的な「ものさし」で非核化に向けた北朝鮮の本気度を測ることだ。

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米村耕一

外信部副部長

1998年入社。政治部、中国総局(北京)、ソウル支局などを経て2018年から外信部副部長。著書は「北朝鮮・絶対秘密文書 体制を脅かす『悪党』たち」。