放送法4条と「公平な番組」を考えよう ご意見募集

田原総一朗・ジャーナリスト
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田原総一朗さん
田原総一朗さん

 放送番組の政治的公平や正確な報道を求める「放送法4条」を撤廃する案が取りざたされている。安倍晋三首相の周辺から出たとされるが、6月の政府の規制改革推進会議では提起されなかった。

 背景には、ネット事業者が放送に参入するうえで不便だからだという指摘がある。その一方で、民放は強い懸念を示した。というのは、放送と通信の区別がなくなり、視聴者から信頼されてきた政治的公平の基盤が崩れるのではないかと懸念したからだ。

 読者の皆さんからも、放送法4条の必要性について、ご意見を募集します。

 別の論点として、放送法4条を根拠に、政府・与党を批判するテレビやラジオの「中立」を求める意見もあるが、私は公正と中立は違うと考える。森友・加計問題で安倍政権の批判をすることは「公正」の面から必要なことだ。

田原総一朗

ジャーナリスト

1934年生まれ。司会を務める「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)は放送32年目。近著に「平成の重大事件 日本はどこで失敗したのか」(猪瀬直樹氏と共著)。公式サイトhttp://www.taharasoichiro.com/、ツイッター @namatahara