寄稿 安倍1強

「弱すぎる国会」を強くする改革を

    山内康一氏=藤井太郎撮影
    山内康一氏=藤井太郎撮影

    「決められない政治」が生んだ08年提言

     私が超党派の国会改革勉強会に関わりはじめたのは2007年冬ごろでした。中央公論08年3月号に「機能不全の国会を改革する八つの方策」と題して7人の超党派議員で国会改革提言を寄稿しました。

     当時の国会の機能不全の最たるものは「衆参ねじれ」により重要法案が成立しないことでした。短命に終わった第1次安倍内閣の後の福田康夫内閣の時代は、ねじれが招いた「決められない政治」が問題視されていました。野党が多数を占める参議院が、政府提出法案をいつでも否決できる状態にあり、いわば「強すぎる国会」が内閣を機能不全に追い込みました。

     そんな状況で出てくる国会改革案は、与野党でお互いに妥協しながら国政を前に進める改革という色彩が強く…

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    プロフィール

    山内康一

    山内康一

    立憲民主党国対委員長代理

    1973年生まれ。国際協力事業団(JICA=現国際協力機構)職員を経て、2005年衆院初当選。みんなの党国対委員長などを歴任。衆院比例九州、当選4回。