浅田均の「政治のリアル」

改憲は9条掲げず ただし自衛権は徹底議論

浅田均・日本維新の会政調会長
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浅田均氏=太田康男撮影
浅田均氏=太田康男撮影

 これまで、憲法改正といえば、憲法9条を巡っての話であったし、今なおそう捉える向きは多い。日本維新の会のように、改憲は志向しても、改憲項目に9条を掲げていないのはむしろ少数派だろう。

 我が国の憲法論議で残念なことは、憲法改正が、第9条改正の是非に関してのみ議論されてきたことである。

 すなわち、改憲派といえば9条改正を目指すグループ、護憲派といえば9条を守ろうとするグループと、ステレオタイプに分類され固定化されてしまったことである。

 例えば、参議院の憲法審査会においても、幹事懇談会では審査会の開催反対も含めさまざまな意見が出る。こちらは、そういう意見こそ当の憲法審査会で発言すべし、と主張するのだが、その方々は憲法審査会の開会をかたくなに拒む。

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浅田均

日本維新の会政調会長

大阪府議を経て、2016年参院初当選。参院憲法審査会幹事。参院大阪、当選1回。地域政党「大阪維新の会」の結成当初から関わった。政策通として知られる。