「合祀問題」いったん宮司預かりに 陛下が参拝できる場を

古賀誠・元自民党幹事長
  • 文字
  • 印刷
古賀誠氏=宮武祐希撮影
古賀誠氏=宮武祐希撮影

 天皇陛下は、天皇としては一度も靖国神社にご参拝いただいていない。戦没者遺族として極めて残念に思っている。

 同時に、政治に長くたずさわった一人として、陛下が参拝できる環境を作れなかったことを申し訳ないと思っている。

 昭和天皇は戦後30年(1975年)を最後に靖国神社参拝をされていない。

 その原因は富田メモ(富田朝彦元宮内庁長官のメモ)にあるように、14人の「昭和殉難者」と言われる方々が、松平永芳宮司によって、78年に合祀(ごうし)されたことにあると思う。

 松平宮司の先代だった筑波藤麿宮司は、14人の祭神名票が旧厚生省から靖国神社に届けられた時に慎重な扱…

この記事は有料記事です。

残り1627文字(全文1907文字)

古賀誠

元自民党幹事長

1940年生まれ。80年衆院初当選。10期。建設政務次官、運輸相、自民党国対委員長、日本遺族会会長などを務めた。2012年衆院選に出馬せず引退した。