政治プレミア 田原総一朗さんのまとめ

安全保障と憲法「大矛盾」に切り込め 長島昭久さん寄稿に

     もし、尖閣諸島近海で海上保安庁の船が、中国の艦船に攻撃されたらどうするか――。物騒な想定だが、出演したテレビ番組で、複数の自衛隊幹部に質問したことがある。彼らは、法律違反を覚悟しなくてはならない、と答えた。厳しさを増す安全保障環境と、憲法との「大矛盾」を端的に言い表したものだと思う。

     安倍晋三首相が9条1項、2項を維持したうえで「自衛隊明記」の改憲を提起したことについて、「小手先」と批判した長島昭久さんの寄稿は、その矛盾に切り込んだものだ。「『陸海空軍その他の戦力』の保有を憲法上認め、それを国民がコントロールする仕組みを定め、戦力の使い方や行使の範囲を明文…

    この記事は有料記事です。

    残り425文字(全文708文字)

    プロフィール

    田原総一朗

    田原総一朗

    ジャーナリスト

    1934年生まれ。司会を務める「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)は放送32年目。近著に「平成の重大事件 日本はどこで失敗したのか」(猪瀬直樹氏と共著)。公式サイトhttp://www.taharasoichiro.com/、ツイッター @namatahara