自由貿易が戦死を防ぐ

猪口邦子・元少子化担当相
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猪口邦子氏=宮本明登撮影
猪口邦子氏=宮本明登撮影

 自由貿易への日本と世界の情熱を語るとき、人類史上最大の戦争はなぜ起きたか、という共有の歴史理解こそ重要である。戦争にはむろん、人的、地域的、軍事的なさまざまな原因があるが、当事国が共有した戦争原因への歴史認識によって、戦後世界は作られる。

 ましてや第二次世界大戦という人類史上最大の死者を出した総力戦はなぜ起きたか、という答えは戦後世界の根幹を作ってきたが、戦後70年もたつと、認識が薄れるのが現在の問題であり、敗戦国である日本こそが今や自由貿易の旗手とは、日本の学習力の卓越していることを示している。

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猪口邦子

元少子化担当相

1952年生まれ。上智大法学部教授、軍縮会議日本政府代表大使などを経て、2005年衆院初当選、10年参院初当選。参院千葉、衆院当選1回、参院当選2回。自民党麻生派。