浅尾慶一郎「将来を語る」

トランプ通商交渉と貿易戦争の行方

浅尾慶一郎・元衆院議員
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浅尾慶一郎氏=太田康男撮影
浅尾慶一郎氏=太田康男撮影

 米国トランプ政権が、世界各国と貿易を巡る通商協議を繰り広げています。我が国との間では、新たな貿易協議(FFR)が始まり、双方とも貿易を促進することでは合意したものの、その方策については隔たりがあるというのが実情です。

構造的に議論が平行線の日米協議

 我が国としては、環太平洋パートナーシップ協定(TPP11)の早期発効に力をいれつつ、米国のTPPへの復帰を呼びかけるものの、米国としては中国、メキシコに次ぐ貿易赤字のある日本に対して、赤字の削減のための方策を求めるという構図ですので、基本的に議論が平行線であることは間違いありません。

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浅尾慶一郎

元衆院議員

1964年生まれ。87年日本興業銀行入行、98年参院議員初当選(神奈川選挙区)、2009年衆院初当選(比例南関東)。17年衆院選で落選。みんなの党政調会長、幹事長、代表を歴任した。外交安保の政策通として知られる。