政治プレミア 玉木氏の寄稿に一言

「提案型野党」「地方法人税ゼロ」賛否は? ご意見募集

    西田亮介さん
    西田亮介さん

     野党に対して、「批判ばかり」「政権担当能力が乏しい」という批判がたびたび寄せられるようになって久しい。これらの批判の妥当性には議論の余地があり、現行の政治や政権批判は野党の重要な存在意義だが(野党を除くと、誰が常時いまの政治を批判的に検討し続けられるだろうか)、少なくとも世間にはそのような認識が広がってしまっているということに対する野党側の問題意識と何らかの対応は不可欠といえる。最近の国民民主党は他党に先駆けて提案路線にかじをきろうと試行錯誤しているようにも見える。

     今回の玉木雄一郎氏の寄稿も、地方の法人税、所得税のゼロ化、仮想通貨を用いた資金調達(ICO)をはじめいくつかの一見大胆な提案と、脱東京中心、再生エネルギーの活用、地方空港・港湾の整備と格安航空会社(LCC)の活用という大平内閣における「田園都市国家構想の現代版」から構成される。

     霞が関以外からの政策提案ルートが乏しかった日本の場合、政策のアイデアや選択肢が量的に乏しかった/乏しい点は否定できない。国会議員の負担増は否めないが野党からの活発な提案は将来的に政策の幅を広げることにつながるかもしれない。その一方で、やみくもに言いっぱなしで提案し続ければよいというものでもないだろう。

     もし読者のみなさんが野党の立場に立つとするなら、提案型野党への転換をどのように捉えますか。またそのとき、みなさんなら何を提案しますか。さらに今回の玉木氏の提案をどのように評価しますか。ご意見をお待ちしています。

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    プロフィール

    西田亮介

    西田亮介

    東京工業大学准教授

    1983年生まれ。博士(政策・メディア)。専門は社会学、公共政策学。著書に「ネット選挙--解禁がもたらす日本社会の変容」「情報武装する政治」。ツイッター @Ryosuke_Nishida