欧米各国で移民政策が政治争点になっていると「一言」の冒頭で述べましたが、特にこれが明確になるのは各種選挙において移民排斥を訴える政党が躍進したというニュースでしょう。この種の政党の躍進は、移民政策を推進した既存政党が有権者の理解を得られなかった、有権者の意向をくめなかったことを意味します。
それでは日本はどうでしょうか、というのが今回の議論のテーマとなります。宮本正さんが「全体をよく俯瞰(ふかん)」していると評した大塚耕平議員の寄稿から考えてみたいと思います。
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