「想定外」へ想定を 首都直下地震に備える

平野達男・元復興相
平野達男氏=須藤孝撮影
平野達男氏=須藤孝撮影

 今回の北海道地震でよくわかったことは想定外ということがまだまだたくさんある、ということだ。台風21号の高潮で関西国際空港があれほど長期間閉鎖されるというのも、想定外だった。

 首都直下地震や南海トラフ地震のような都市直撃型の大災害がきた時のことを考えると、今の体制で本当にいいのかと思っている。

シミュレーションを重ねる

 今は各省庁がそれぞれの役割を分担して対応するという構えになっている。それはそれで機能しているが、「想定外」の対応だけを日ごろからあらゆる角度で考えておく、専従のスタッフを置いたほうが良いのではないか。

 例えば首都直下地震の場合、外部からの救援を前提としているが、真夏に停電した場合、熱中症の対応をどうするのか。水もない、クーラーもない状況になったら、むしろ都民を一時外部に避難させるという対応も考えるべきではないか。

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元復興相

1954年生まれ。2001年参院初当選。副内閣相、防災担当相などを歴任。参院岩手、当選3回。自民党二階派。