オアシスのとんぼ

台風の風、日本はなぜ秒速なのか

澤田克己・外信部長
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台風の強い雨風で傘を飛ばされそうになる人たち=大阪市中央区で2018年9月4日、幾島健太郎撮影
台風の強い雨風で傘を飛ばされそうになる人たち=大阪市中央区で2018年9月4日、幾島健太郎撮影

 台風の接近を伝えるニュースを見ていて、不思議に思うことがあります。なぜ風速の単位が秒速なのだろうということです。「今度の台風は秒速35メートルの猛烈な風が……」などと言われても、「すごい風」くらいにしか思えません。でも秒速35メートルというのは、実は時速126キロ! 時速で言ってくれれば実感できるのに、なんでだろう。しかも、調べてみると外国では時速での表記が普通のようです。韓国は日本と同じ「秒速派」でしたが、今年から「国民に理解しやすい時速を併記する」(韓国気象庁)方針に転換しました。他の主要国も軒並み「時速派」です。こんなことまで「ガラパゴス」なのでしょうか。

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澤田克己

外信部長

1967年生まれ。埼玉県狭山市出身。91年入社。ソウル支局やジュネーブ支局で勤務した後、論説委員を経て2018年から外信部長。著書に『「脱日」する韓国』、『韓国「反日」の真相』、『新版 北朝鮮入門』(共著)など。