時の足音

靖国宮司の天皇批判

伊藤智永・編集委員兼論説委員
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未明の靖国神社=2013年12月23日、筆者撮影
未明の靖国神社=2013年12月23日、筆者撮影

 「天皇の神社」とも言われる靖国神社の小堀邦夫宮司(68)が「天皇陛下は靖国を潰そうとしている」という発言を暴露されて辞任することになった。同じ時期、全国8万神社を包括する宗教法人・神社本庁の田中恆清(つねきよ)総長(74)が、役員たちから運営を批判されて辞任を表明。こちらは前言を翻し続投の構えだ。小堀氏は靖国神社の有力総代である田中氏の推薦で半年前、宮司に就いた。次の宮司も、本庁元幹部が有力候補だ。二つの事件に、どんなつながりがあるのか。

 小堀発言は「週刊ポスト」(10月12・19日号)がスクープした。同誌によると、発言は6月20日、神…

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伊藤智永

編集委員兼論説委員

記者歴30余年。平成の日本政・官界を担当してきた。ジュネーブ特派員として2010年、アラブ民主革命やギリシャ経済危機の現場を歩く。毎日新聞にコラム「時の在りか」連載中。著書に「靖国と千鳥ケ淵」(講談社+α文庫)「忘却された支配」(岩波書店)他。