コドモノミクス「建設的に」賛否を 皆さんのご意見募集

江川紹子・ジャーナリスト
  • 文字
  • 印刷
江川紹子さん
江川紹子さん

 子どもを産むか産まないか。何人の子どもを持つか。それは、それぞれの家庭や個人が決めることで、政治が介入すべきではないと思います。

 とはいえ、子どもをたくさん欲しいのに、経済的な事情や子育て環境の問題で断念するカップルが少なくないとすれば、その状況を改善するのは、政治の大事な役割です。それによって、結果的に少子化が緩和すれば、国力の活性化にもつながるでしょう。

 そこで、玉木雄一郎衆院議員から、なんとも大胆な提案です。第3子以降に1000万円を給付する、名付けて「コドモノミクス」。財源が足りなければ、「子ども国債」を発行し、借金をしてでもやるべきだ、と玉木氏は主張します。

 第3子以降の子育てを社会が力強く支えていこうという政策で、「共生」を掲げた国民民主党の理念にもかなったものと言えましょう。2人の子どもがいて、「もう1人欲しいけど、お金が……」とためらっている家庭には、とても魅力的に映りそうです。

 一方、お金で「産めよ増やせよ」と奨励するのはいかがなものか、と、その趣旨に抵抗を感じたり、実効性に疑問を投げかけたりする意見もあります。「突っ込みどころ」は、かなり多そうです。

 ただ、批判だけしていても始まりません。「コドモノミクス」に対するご意見に加え、「これを実施するならこういうやり方で」という提案、それ以外に政治がやるべき少子化対策、子育て支援などについてもご意見・提案を寄せてください。

江川紹子

ジャーナリスト

1958年生まれ。神奈川新聞記者を経てフリー。95年、オウム報道で菊池寛賞。著書に「オウム事件はなぜ起きたか」「名張毒ブドウ酒殺人事件」「『歴史認識』とは何か――対立の構図を超えて」(大沼保昭氏と共著)など。ツイッター@amneris84