日本が人材育成にカネをかけてこなかったツケがたまってきている。
設立10年未満、評価額が10億ドル以上、未上場の企業を「ユニコーン」という。2018年10月現在で世界に278社、米国に132社、中国に79社あるが、日本は1社しかない。
10年先はノーベル賞は出なくなる
ノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑(ほんじょ・たすく)京大特別教授は以前、私の選挙区に住んでおられた。現在は毎年のようにノーベル賞の受賞者が日本から出るが、このままいけば10年、20年先は非常に厳しくなると話されていた。
日本の研究開発投資の額はずっと横ばいで米国や中国にはるかに劣っている。もはや周回遅れ、あるいは2周遅れかもしれないが、今からでも教育と研究開発に大胆に投資する必要がある。
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