浅尾慶一郎「将来を語る」

北方領土4島一括返還は困難 期限切らず交渉を

浅尾慶一郎・元衆院議員
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浅尾慶一郎氏=太田康男撮影
浅尾慶一郎氏=太田康男撮影

 北方領土四島を巡る日露の新たなアプローチについてさまざまな報道がなされています。択捉(えとろふ)島、国後(くなしり)島、色丹(しこたん)島、歯舞(はぼまい)群島のうち、1956年の日ソ共同宣言に従って色丹島、歯舞群島を平和条約締結後に日本に引き渡す「2島先行返還」の議論が急速に高まっています。

「2島プラスアルファ」なら世論は評価

 もとより、日本政府の立場は、四島は日本固有の領土であるというもので、政府は四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するという方針を堅持しています。

 戦後73年たって、いまだに解決しない問題を解決することは至難のことです。また、ソ連の時代から今に至…

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浅尾慶一郎

元衆院議員

1964年生まれ。87年日本興業銀行入行、98年参院議員初当選(神奈川選挙区)、2009年衆院初当選(比例南関東)。17年衆院選で落選。みんなの党政調会長、幹事長、代表を歴任した。外交安保の政策通として知られる。