財政再建 誰かが次世代の子どもの代弁を つけを回すな

村上誠一郎・元行政改革担当相
  • 文字
  • 印刷
村上誠一郎氏=須藤孝撮影
村上誠一郎氏=須藤孝撮影

 安倍晋三首相は2019年10月に消費税率を引き上げると表明したが、これまでに2度、引き上げを延期している。

もろい財政、危機的状況

 要するに次の世代につけを回した。戦争をしているわけでもないのに政府の債務残高は対国内総生産(GDP)比の240%だ。

 外国でも中央銀行が金融緩和で自国の国債の買い入れはしているが、買い入れ残高をGDPの10~25%程度までにとどめている。それ以上買い入れると自国の通貨の信用が失われるからだ。ところが日銀は438兆円、GDPの81.3%も国債を買い込んでしまっている。

 リーマン・ショック級の世界金融不況が来たら、今のもろい財政で持ちこたえられるのか。危機的な状況にある。

この記事は有料記事です。

残り684文字(全文987文字)

村上誠一郎

元行政改革担当相

1952年生まれ。86年衆院初当選。大蔵政務次官、副財務相などを歴任。自民党総務。衆院愛媛2区、当選11回。自民党。