立憲主義貫徹のため 憲法裁判所設置を

山尾志桜里・前衆院議員
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山尾志桜里氏=山下浩一撮影
山尾志桜里氏=山下浩一撮影

 私が主張する「立憲的改憲」の具体案の一つが「憲法裁判所」の設置だ。

裁判所が役割を果たせていない

 今の日本は三権のなかで内閣の力が突出し、国会が弱体化し、そして裁判所が消極的すぎてバランスが崩れている。

 これは、現行憲法上我が国が採用する議院内閣制が権力の厳格な分立よりもむしろ権力が「融合」する傾向にあるという、いわば議員内閣制度が内在的に抱える問題の表出でもあるといえる。

 これに現在の選挙制度もあいまって、政治部門の多数派による横暴な決定に歯止めがかからない。

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山尾志桜里

前衆院議員

1974年生まれ。検事を経て、2009年衆院初当選。民進党政調会長などを歴任。衆院愛知7区、当選3回。21年衆院選に出馬せず、引退。