前原誠司の直球曲球

北方領土交渉 日米関係に影響させないことが必要だ

前原誠司・元外相
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前原誠司氏=太田康男撮影
前原誠司氏=太田康男撮影

 北方領土交渉の裏にあるロシアの大きな狙いの一つはやはり、日米関係にくさびを打つことだ。北方領土でロシアと妥協をするならば、そのことが日米関係に影響しないか、米国の理解を得られるか、十分に考える必要がある。

歯舞、色丹の除外はダブルスタンダード

 ロシアは歯舞(はぼまい)群島、色丹(しこたん)島を日本に引き渡した際に、在日米軍基地を置かないようにする保証を日本に求めている。

 私が外相の時、クリントン米国務長官との会談で沖縄県・尖閣諸島について日米安保条約5条に基づく米国の…

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前原誠司

元外相

1962年生まれ。京都府議を経て、93年衆院初当選。外相のほか、国土交通相、国家戦略担当相などを歴任。民進党代表として希望の党との合流を主導した。衆院京都2区、当選9回。国民民主党。京大法学部で高坂正堯教授(故人)のゼミに所属し、外交安保を得意分野とする。