外事大事

中国、多難な2019年 貿易戦争・人権・天安門事件30年…

坂東賢治・専門編集委員
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全人代で中国憲法の改正案に投票する習近平国家主席=北京の人民大会堂で2018年3月11日、河津啓介撮影
全人代で中国憲法の改正案に投票する習近平国家主席=北京の人民大会堂で2018年3月11日、河津啓介撮影

 米中貿易戦争は90日間の「休戦」状態のまま年を越した。中国の習近平国家主席にとって2019年は本来、建国70年を迎える記念すべき年になるはずだが、1月から再開される米国との貿易交渉の行方は予断を許さない。3月のダライ・ラマ亡命60年や6月の天安門事件30年など国内の混乱に結びつきかねない節目の日も相次ぐ。経済成長にも陰りが出るとの見方が支配的で、多難な年となりそうだ。

 19年は1月1日の米中国交正常化40年から年をあけた。習主席とトランプ米大統領はメッセージを交換し…

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坂東賢治

専門編集委員

1981年入社。政治部、外信部を経て91年に香港支局長。中国総局長(北京)、ニューヨーク支局長、北米総局長(ワシントン)を歴任し、現在は論説室専門編集委員。中国政治や米中関係などをウオッチしている。