今の政治にとって、内政で最大の課題は少子高齢化による日本社会の人口構造の変化に尽きる。安倍政権が展開してきた地方創生、女性活躍、1億総活躍社会、働き方改革などの政策は、つきつめればみなこの課題につながっている。
私の父の橋本龍太郎元首相が政治家だったころから高齢化社会が来ることは分かっていた。政治にとっては長年、内政のもっとも大きな課題の一つで、竹下内閣での消費税導入をはじめとして、さまざまな備えをしてきた。
国民にも認識はずいぶん広がってきたと思う。消費税率を引き上げる必要性に対しても一定の理解が得られるようになった。
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