
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設の賛否を問う県民投票(2月24日)の意義は認めたい。普天間移設問題を考える機会であり、意思を表明する機会があることはよいことだと思う。
しかし、設問が「賛成」「反対」「どちらでもない」の3択だ。「辺野古に新基地を造ることに賛成か、反対か」と聞けば、県民の多くは反対するだろう。今ある普天間飛行場の現状をどうするのか、という本質的な問いが抜けている。
言葉一つとっても「普天間移設問題」と言うのか、それとも「辺野古新基地建設問題」と言うのか、それだけで立場が違う。
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