
今年は統一地方選と参院選が重なる12年に1度の「亥(い)年選挙」の年。原口さんの寄稿「野党に二つの道はいらない」は参院選への選挙戦略として、まさに正論だろう。野党が自民党に勝つためには、とにかく候補を一本化しなければ始まらない。
しかし、野党第1党の立憲民主党は、1人区では一本化に賛成するものの、複数区では野党同士で競い合う姿勢を崩さない。そうなったら原口さんの所属する国民民主党にとっては不利で、結果的に立憲は、自民と戦うよりも野党の中で絶対的な地位を占めることを優先しているようにみえる。
自由党の小沢一郎共同代表は、そうした立憲を強く批判し「何とか一本化せよ」と迫っている。一方で、もしも自民が衆参同日選を敢行すれば、その外圧を利用して野党一本化のチャンスが大きくなるとみているようである。
皆さんは原口さんが主張する「野党一本化」か、「野党も競い合い」のどちらが野党の取るべき道だと考えますか? ご意見をお待ちしています。
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田原総一朗
ジャーナリスト
1934年生まれ。司会を務める「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)は放送32年目。近著に「平成の重大事件 日本はどこで失敗したのか」(猪瀬直樹氏と共著)。公式サイトhttp://www.taharasoichiro.com/、ツイッター @namatahara
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