少数派を尊重し、議論を尽くすことが改憲への近道だ

保岡興治・元法相
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保岡興治氏=山下浩一撮影
保岡興治氏=山下浩一撮影

 人は、ただその時々を生きるだけではなく、生きる意味や使命を考える。同じように国も、ただその時々に適切な対応をするだけの存在ではない。どうあるべきかという理想や目標がある。憲法とはそういうものだ。

 法律はその時々の政権の政策に応じて作られる。しかし、憲法は違う。特定の人や政党が作るものではない。国民一人ひとりが参加してつくりあげるものだ。

 憲法は国民のものだということ、つまり国会に議論を託すという基本がしっかりしていれば、憲法改正の道筋…

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保岡興治

元法相

1939年生まれ。裁判官、弁護士を経て1972年に衆院初当選。当選13回。自民党憲法調査会会長、自民党憲法改正推進本部本部長などを歴任。自民党憲法改正推進本部特別顧問。2017年衆院選に出馬せず引退した。