江川紹子さんのまとめ

統計不正、政局よりも信頼回復策を 独立機関も一案 山本幸三さんの寄稿に

江川紹子・ジャーナリスト
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江川紹子さん
江川紹子さん

 多くの投稿をありがとうございました。今回は、一つひとつじっくり読みたくなるご意見が多かったように感じました。

 統計は、現状を認識し政策を立案するうえでも、その政策を評価するうえでも、さらに今の日本の姿を正しく記録するうえでも大切です。ですから、それに不正があったことは、本当に深刻な問題です。

 各種世論調査を見ても、政府の統計への信頼が「揺らいだ」と答えた人が75%(毎日新聞)に上り、問題に対する政府の説明に「納得できない」人は79.1%(FNN)と8割近くに達し、真相解明に向けた安倍政権の対応について61%が「適切ではない」(朝日新聞)と答えました。

 野党は「アベノミクス偽装だ」などと批判のボルテージを上げました。ただ、国民の中から、激しい怒りがわ…

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江川紹子

ジャーナリスト

1958年生まれ。神奈川新聞記者を経てフリー。95年、オウム報道で菊池寛賞。著書に「オウム事件はなぜ起きたか」「名張毒ブドウ酒殺人事件」「『歴史認識』とは何か――対立の構図を超えて」(大沼保昭氏と共著)など。ツイッター@amneris84