政権交代可能な政治へ--私は必ず実現する

国後、択捉の主権 首相は放棄するのか

岡田克也・元副総理
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岡田克也氏=宮間俊樹撮影
岡田克也氏=宮間俊樹撮影

 2月12日に衆院予算委員会で安倍晋三首相と北方領土交渉について質疑を行った。多くのことが明らかになり、首相の意図する交渉の全体像が浮き上がってきた。

 驚いたのは首相が「(日露で)国境を画定するということによって平和条約を締結をする」と明言したことだ。

日本外交の積み重ねを無視

 1993年に細川護熙首相とエリツィン大統領の間で合意した東京宣言では、領土問題を北方四島の島名を列挙してその帰属に関する問題と位置づけた。東京宣言だけではなく、その後も日露首脳会談でなんども領土問題は四島の帰属の問題であると確認している。これらは日本外交の成果とされてきた。

 安倍首相とプーチン大統領の間でも、2013年4月の安倍首相が訪露した際の日露首脳共同声明で、東京宣…

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岡田克也

元副総理

 1953年生まれ。76年通産省入省。90年衆院初当選。民主党代表、外相、副総理、民進党代表を歴任。衆院三重3区、当選10回。「政権交代可能な政治の実現」が信念。外相時代は核密約の解明に取り組んだ。野田政権を副総理として支えた。