消費増税 本当に財政再建に使われているか

原口一博・元総務相
  • 文字
  • 印刷
原口一博氏=須藤孝撮影
原口一博氏=須藤孝撮影

 政府は2019年10月に消費税率を引き上げる構えだ。私はまずこれまでの消費増税についての総括が必要だと思っている。

給付付き税額控除の導入を

 消費税による税収は導入された1989年から30年間で約370兆円ある。しかし実際に財政再建に寄与した部分はほとんどない。

 なぜならば増税前に必ず減税が先行しているために税制全体から言えばほとんど中立になっているためだ。

 消費税が導入され、税率も引き上げられているのに社会保障の充実を国民が実感していないのはそのためだ。

この記事は有料記事です。

残り818文字(全文1048文字)

原口一博

元総務相

1959年生まれ。佐賀県議を経て96年衆院初当選。民主党副代表などを歴任。国民民主党国対委員長。衆院佐賀1区、当選8回。国民民主党。