自由党の小沢一郎代表は、野党第1党の立憲民主党が先頭に立って野党をまとめ、自民党政権に対峙(たいじ)すべきだという考えだ。
一方で、立憲の枝野幸男代表は今は国民民主党をライバル視している。野党同士の準決勝に勝ち、自民党との決勝戦はその後だ、と思っているのではないか。
小沢さんは国会議員になって50年だ。小沢さんが次の総選挙で政権を奪取するという強い思いを持っているのは容易に想像できる。その点で小沢さんと枝野さんには食い違いがある。
無所属の会に所属していた議員の多くが立憲の会派に加入した。野党勢力を立憲に集約する枝野さんの考えに向けて一歩進んだように見える。これに対して小沢さんは野党勢力は大同団結すべきだ、という考えから国民民主との連携強化に踏みこんだのだと思う。
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