消費増税「そろばん勘定」と「国民感情」が不足 社会保障を立て直す

野田佳彦・前首相
  • 文字
  • 印刷
野田佳彦氏=根岸基弘撮影
野田佳彦氏=根岸基弘撮影

 衆院で新会派「社会保障を立て直す国民会議」を作った。

 首相として社会保障と税の一体改革の実現に全力で取り組んだ。緊急の課題であるにもかかわらず、議論は進んでいない。

 日本の社会保障制度の根幹は平均寿命が70歳にも達していなかった1960年前後に固まり、その後は微調整で乗り切ってきた。「人生100年」と言われる時代に持続可能な制度にするためには、今後の議論を一刻も早く始めないとならない。

 いわゆる「団塊の世代」が2022年ごろから後期高齢者になりはじめる。それからでは遅い。国会で議論を先導する役割を果たしたい。

この記事は有料記事です。

残り1216文字(全文1474文字)

野田佳彦

前首相

1957年生まれ。93年衆院初当選。民主党幹事長代理、副財務相、財務相などを歴任。衆院千葉4区、当選8回。