表現活動を萎縮させない規制のあり方は マンガファンが納得できる案を作る

古屋圭司・元拉致問題担当相
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古屋圭司氏=手塚耕一郎撮影
古屋圭司氏=手塚耕一郎撮影

 インターネット上の海賊版対策として、ダウンロード違法化を拡大する著作権法改正案の今国会提出が見送られた。問題点があればメンツにこだわらず、勇気を持って立ち止まる。自民党の良さ、懐の深さが示せた。

 これからが大切だ。最大の権利者である漫画家をはじめ3000万人いるマンガファンが十分納得できる案を作り上げていくのが我々政治家の責任だ。

 超党派の「マンガ・アニメ・ゲームに関する議員連盟」(MANGA議連)の会長として著作権の問題にも取り組んできて、日本漫画家協会や学識経験者、弁護士らとは定期的に意見交換している。

 法案で違法ダウンロードの規制対象を漫画やゲーム、雑誌などに限らず、本来海賊版対策を必要としている範囲を超えて、すべての著作物に広げるとしていることを知り、大変なことになると思った。

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古屋圭司

元拉致問題担当相

1952年生まれ。90年衆院初当選。国家公安委員長、党選対委員長、衆院議院運営委員長などを歴任。衆院岐阜5区、当選10回。自民党。