沖縄県民の複雑な思いをくみ取ってほしい 普天間解決は必要

宮崎政久・衆院議員
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宮崎政久氏=須藤孝撮影
宮崎政久氏=須藤孝撮影

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設の賛否を問う県民投票は、当初から反対多数が想定されていたが、投票率をみると県民の複雑な思いがうかがえる。

 県民の関心は非常に高く、「反対に○」の呼び掛けもものすごかったが、投票率は52.48%にとどまった。48%に近い県民は積極的に投票に行かない選択をした。投票に行かなかった人は「白紙委任」したという意見があるが、県民投票は法的拘束力がないなど、投票する、しないにかかわらず得票数の多かった者が選出される選挙とは異なるため、投票に行かなかったという意思は大いにくむべきである。

 県民投票のような直接民主制の制度は大切だ。県民投票の実施を目指した人の思いや志も尊いと思っている。だからこそ、県民の複雑な思いやいろいろな立場を可能な限りくみ取って参加できるような方法で投票を実施するのが政治の責任だ。

 賛成反対の2択ではなく「どちらでもない」を加えた3択になったことは関係者の努力の成果と評価したいが、県民の思いをくみ切れなかった部分はある。

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宮崎政久

衆院議員

1965年生まれ。弁護士を経て2012年衆院初当選。自民党国交部会長代理。衆院当選3回。自民党竹下派