再考:F35は誰のものか 妥協せず米から事故情報入手を

尾上定正・元空将
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自衛隊観閲式に参加した航空自衛隊の最新鋭ステルス戦闘機F35A=陸上自衛隊朝霞訓練場で2018年10月14日、橋本政明撮影
自衛隊観閲式に参加した航空自衛隊の最新鋭ステルス戦闘機F35A=陸上自衛隊朝霞訓練場で2018年10月14日、橋本政明撮影

 前稿(「F35Aは誰のものか?」)以降、F35に関して二つの大きな出来事があった。昨年末、最終的にF35Aを105機、F35B(短距離離陸・垂直着陸型、STOVL機)を42機の合計147機を取得することが決定されたこと。そして、4月9日、国内組み立て(FACO)初号機79-8705号機が夜間訓練中に墜落、機体の一部は回収されたものの乗員はまだ行方不明であること。

 岩屋毅防衛相は、事故後一連の会見で、○事故機を引き揚げ、航空幕僚監部(空幕)に設置した航空事故調査…

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尾上定正

元空将

1959年生まれ。82年防衛大学校卒(26期)。第2航空団司令兼千歳基地司令、北部航空方面隊司令官などを歴任。航空自衛隊補給本部長を最後に2017年に退官した。