「観客席の民主主義」もうやめよう 身近な課題と政治は直結

古賀伸明・元連合会長
  • 文字
  • 印刷
古賀伸明氏=内藤絵美撮影
古賀伸明氏=内藤絵美撮影

 最近は聞くことが少なくなった言葉に、「お任せ民主主義」「観客民主主義」がある。誰かに任せたまま自分は当事者になろうとしない。決して自分はプレーヤーになろうとせず、観客席に常に座って、プレーヤーが失敗すると批判と論評、そして愚痴を言って、また隣のステージに行って観客席に座る。

「お上」任せの風土

 去る4月に行われた統一地方選の結果は、まさにそのことがさらに進行していることを物語っている。

 異論のある人もいるだろうが、外国の友人に言わせると、日本は一般の市民が行動を起こして社会を変えたこ…

この記事は有料記事です。

残り864文字(全文1108文字)

古賀伸明

元連合会長

1952年生まれ。松下電器産業(現パナソニック)労組中央執行委員長を経て、2002年電機連合中央執行委員長、05年連合事務局長。09年から15年まで第6代連合会長を務めた。現在は連合総研理事長。