
政府が地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」に基づいて国連に提出する政府の長期戦略案について意見公募(パブリックコメント)を行っている。
安倍晋三首相は、6月に大阪市で開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議で、この長期戦略に基づいてリーダーシップを発揮したいと言っているが、この案は非常に問題がある。長期戦略でもなければ、日本がリーダーシップを発揮できるようなものでもない。
首相は言っていることとやっていることが違う。今からでも遅くないので見直してもらいたい。
この記事は有料記事です。
残り1383文字(全文1619文字)
投稿にはログインが必要です。
岡田克也
元副総理
1953年生まれ。76年通産省入省。90年衆院初当選。民主党代表、外相、副総理、民進党代表を歴任。衆院三重3区、当選11回。「政権交代可能な政治の実現」が信念。外相時代は核密約の解明に取り組んだ。野田政権を副総理として支えた。立憲民主党。
注目コンテンツ