日韓 けんかはしても対話は止めない

工藤泰志・言論NPO代表
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工藤泰志氏=須藤孝撮影
工藤泰志氏=須藤孝撮影

 私はあえて「民間外交」という言葉を使う。外交は政府が行うものだが、それだけでは限界がある。特に北東アジアでは世論が外交の重要な要素になっている。激しい国民感情の対立で、政府間外交が事実上停止するということが何度も起きてきた。「民間外交」が絶えず必要な地域だと思っている。

 いま、日韓関係は非常に厳しい。しかし、いかに難しくても民間の交流が止まるということはありえない。問題を乗り越える可能性を追求する人が存在しなければならない。政府間の関係が悪くなったからといって、民間が政府に右にならえをして悪くなってはすべての関係がダメになってしまう。

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工藤泰志

言論NPO代表

1958年生まれ。「論争 東洋経済」編集長を経て、2001年10月に特定非営利活動法人言論NPOを設立し、代表に就任。米国外交問題評議会が立ち上げた世界20カ国のシンクタンク会議(CoC)に日本から唯一選出される。