強制性交罪 「暴行脅迫要件」は不要だ

辰巳孝太郎・参院議員
  • 文字
  • 印刷
辰巳孝太郎氏=須藤孝撮影
辰巳孝太郎氏=須藤孝撮影

 「強姦(ごうかん)罪」を「強制性交等罪」とした性犯罪に関する刑法の改正(2017年)は1907(明治40)年以来、110年ぶりの改正だった。それでも変わらなかったのが、加害者による明確な暴行又は脅迫があったことを証明できなければ罪に問えないという「暴行脅迫要件」だ。

 「たやすく屈してしまう女性は保護に値しない」という男尊女卑、女性をモノとしてみる明治時代からの考え方がいまだに変わらずに残っている。

 内閣府の2017年度「男女間における暴力に関する調査」では性暴力の被害を受けた人がどこにも相談しなかった理由のなかに「相談してもむだだと思ったから」というものがある。

 被害を受ければ被害者が警察に相談するのは当たり前のことなのに、性暴力被害に関してはそうではないという現実がある。

この記事は有料記事です。

残り1256文字(全文1598文字)

辰巳孝太郎

参院議員

1976年生まれ。2013年参院初当選。共産党参院国対副委員長。参院大阪、当選1回。