2019年1~3月期の国内総生産(GDP、季節調整値)の速報値は年率換算で2.1%増となった。しかしこれで「景気が良くなった」というのは全くの解釈違いだ。「本当にバカか」と私は言いたい。
GDP速報値 内容が悪すぎる
数字の中身をみると内需の最大の項目である個人消費は減っている。民間の設備投資も減っている。輸出も減っている。
なのになぜプラスの数字になったか。GDPは個人消費などの内需に、輸出から輸入を差し引いた外需を足して算出するが、今回は輸入が輸出以上に大幅に落ち込んだために外需が押し上げられGDP全体が押し上げられた。
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