米中貿易摩擦やブレグジットは起こるべくして起こったのか-国際秩序の不安定化-

大野敬太郎・元防衛政務官
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大野敬太郎氏=高橋恵子撮影
大野敬太郎氏=高橋恵子撮影

 トランプ米大統領が令和初の国賓として来日しました。首脳会談は通商交渉の環境作りが理由の一つだと思いますが、我々は、どこまでいっても環太平洋パートナーシップ協定(TPP)レベル以上の市場アクセスは認めませんので、合意点を見いだすのは時間がかかるものと思います。

 トランプ氏の主張の大筋は、米国内の経済格差の不満を背景とした単純なもので、米国は貿易不均衡で損をしてきたというものです。その結果、米国はTPPなど大統領が不利だと考える国際システムから脱退し、自国主義的傾向を強めています。

 しかし、そもそもサプライチェーン(部品供給網)がグローバル化した今日、一国の関税操作だけでは貿易不…

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大野敬太郎

元防衛政務官

1968年生まれ。2012年衆院初当選。自民党国際局次長などを歴任。衆院香川3区。当選3回。自民党。