性犯罪撲滅へ議論待ったなし

(1)-「被害者の傷軽んじるな」

井出庸生・衆院議員
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井出庸生衆院議員=2019年6月7日午後2時8分、高橋恵子撮影
井出庸生衆院議員=2019年6月7日午後2時8分、高橋恵子撮影

 今年3月、名古屋地裁岡崎支部で、当時19歳の実子に対する準強制性交等罪(かつての準強姦=ごうかん=罪)に問われた父親に無罪判決が出た。同月、他にも3件、性犯罪事件について各地裁で無罪判決が出たこともあり、大きな議論となった。2017年1年間に性犯罪事件で無罪判決が出たのは7件だった。年間の有罪率が99%を超えることも踏まえると、1カ月間に4件の無罪判決が出たことを受けて議論が起こることは無理もない。

 私は、16年12月、性暴力被害当事者団体「Spring」の山本潤代表理事らと初めて会い、翌17年6月、性犯罪にかかわる刑法改正議論で、衆院本会議と法務委員会の質疑に立っている。当時の法務委員会は「共謀罪」の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を新設する改正組織犯罪処罰法の審議で荒れ、国会の会期末が迫っていた。

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井出庸生

衆院議員

1977年生まれ。NHK記者を経て、2010年参院選長野選挙区に出馬し惜敗。12年衆院選初当選。衆院長野3区、当選3回。自民党麻生派