性犯罪撲滅へ議論待ったなし

(2)-被害者の立場からみる「暴行脅迫要件」の壁

井出庸生・衆院議員
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井出庸生氏=高橋恵子撮影
井出庸生氏=高橋恵子撮影

 2017年の刑法改正では、これまで親告罪だった性犯罪が非親告罪となり、強姦(ごうかん)罪は強制性交等罪と罪名を改めて、被害行為の内容も拡大され、法定刑も引き上げられた。また、18歳未満の者に対する監護者性交等罪も新設された。しかし、被害当事者が強く求めていた、強制性交等罪の「暴行・脅迫要件」の見直しは見送られた。

 暴行・脅迫要件の見直しとは何か。性犯罪から守るべきもの、すなわち性犯罪の「保護法益」は「性的自由」「性的自己決定権」などと言われている。

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井出庸生

衆院議員

1977年生まれ。NHK記者を経て、2010年参院選長野選挙区に出馬し惜敗。12年衆院選初当選。衆院長野3区、当選3回。自民党麻生派