ここがイチオシ

<共産>希望と安心の日本を

  • 文字
  • 印刷
日本共産党
日本共産党

安倍政治にサヨナラして、明日への希望が持てる政治に

 安倍政治は、あらゆる面で行き詰まり、政治への不信と将来への不安が広がっている。年金が「2000万円不足する」という金融庁の報告書が不安を広げ、都合の悪い報告書は「なかったことにする」という安倍政権の姿勢に怒りが高まっている。消費税の10%増税に、暮らしと景気悪化への批判と不安が広がり、憲法9条の改定も、安倍政権下での憲法改定に反対が多数になるなど、安倍首相の思惑通りに進んでいない。原発にしがみつく政治は、原発輸出がすべて失敗した上に、原発コスト高騰でも行き詰まっている。「ウソと忖度(そんたく)の政治」が、さまざまな分野で噴き出し、国民の怒りを広げている。

 一方で、安倍政権の数を頼みにした暴走政治の危険性が高まっている。憲法9条改悪に執念を燃やし、日本を「戦争する国」へと作り替えようとしている。自分の都合の悪いことは隠蔽(いんぺい)し、公文書改ざんや統計の偽装にまで手を染め、国会審議からも逃げまわる政治姿勢は、政治のモラルハザードを深刻にし、わが国の議会制民主主義を根底から脅かしている。今度の参議院選挙は、行き詰まった安倍政権に退場の審判を下して、希望と安心の新しい政治を切り開くことができるのか、それとも、危険な暴走政治を加速させてしまうのか、まさに日本の命運がかかった選挙だ。

消費税増税の中止、暮らしに希望を――三つの提案

 暮らしも、景気も悪化している中での5兆円にも及ぶ消費税増税は、あまりにも無謀だ。「増税ストップ」の審判を下して増税中止に追い込むことをよびかけたい。

 増税ではなく、家計を応援し、格差と貧困を是正する経済政策に転換する。

(1)8時間働けば普通に暮らせる社会に――賃上げと長時間労働の是正を

 最低賃金を全国どこでも時給1000円に引き上げ1500円をめざす。そのために中小企業の賃上げ支援の予算を1000倍に増やす。残業代ゼロ制度を廃止し、残業は「週15時間、月45時間、年360時間」を上限にする。労働者派遣法の抜本改正で正社員化を進める。

(2)暮らしを支える社会保障を

 「減らない年金」にするために、今の40代、30代の人が年金を受け取るときには年金支給額を7兆円も削減する「マクロ経済スライド」を廃止する。そのために、高額所得者優遇の保険料を是正して1兆円の財源を確保する、200兆円もある年金積立金を計画的に支給に充てる、現役世代の賃上げと正社員化をすすめて年金財政を安定させる――この三つの改革を進める。

 高すぎる国保料(税)の引き下げ、低年金の底上げ、子どもと障害者医療費の負担軽減、生活保護の切り捨ての中止などを進める。

(3)お金の心配なく、学び、子育てできる社会を

 大学・短大・専門学校の授業料を半額に引き下げる。月3万円の給付奨学金を70万人に。学校給食を無償化する。「幼児教育・保育の無償化」を消費税増税なしで実施する。

「消費税に頼らない別の道」で7・5兆円の財源を確保して実現する

 「三つの提案」の財政規模は7・5兆円で、大企業と富裕層への優遇税制を正して財源を確保する。(1)中小企業の法人税負担率は18%だが、大企業は、さまざまな優遇措置があるので10%しか負担していない。中小企業並みの負担を求めれば4兆円の財源が生まれる。(2)富裕層に有利な証券税制の是正と所得税の最高税率の引き上げで3・1兆円の財源となる。(3)米軍への「思いやり予算」や辺野古基地建設費などを廃止して0.4兆円の財源を作る。

 「三つの提案」の経済効果は消費税3%減税に匹敵する。日本経済の6割を占める家計消費を温め、中堅・低所得者に手厚い支援となる。

「戦争する国」への歯止めなき暴走を止め、憲法を生かした平和外交を

 憲法9条を変え、自衛隊を海外での戦争に駆り立てる安倍改憲にサヨナラの審判を下そう。安保法制=戦争法の廃止、トランプ米大統領いいなりでの兵器の爆買いをやめて軍縮に転換することを訴える。そして、朝鮮半島での対話による非核化と平和の構築に向けた重要な動きを前に進めるためにも、憲法9条を生かした平和の外交に転換する。

差別や分断をなくし、誰もが尊厳をもって自分らしく生きられる社会に

 「性暴力やハラスメントを許さない」「女性をモノ扱いしないで」と声を上げる女性や若者たちの運動が起きている。勇気をもって声を上げた人たちを孤立させてはいけないと、#MeToo、#WithYouの波が日本でも広がり、性的マイノリティーへの差別をなくし尊厳を持って生きることを求める運動も、年々大きくなっている。日本社会にとって大きな希望がある動きだと思う。

 ジェンダー平等を推進する。性暴力やDVを許さない社会にする。ハラスメントに苦しむ人をなくす。LGBT/SOGIに関する差別のない社会を実現する。

 一人一人が大切にされ、誰もが自分らしく生きられる社会をめざして、多くの方々と力を合わせていきたい。

 最後に、1人区での野党統一候補の勝利と、複数区、比例代表での日本共産党の躍進で、政治を変えるために全力を挙げる。皆さんのご支持を心からお願いする。

 笠井亮・共産党政策委員長