参院長老は語る

参院は少数派尊重 野党の「見せ場」も必要だ

鈴木政二・元参院議員
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鈴木政二氏=野原大輔撮影
鈴木政二氏=野原大輔撮影

 日本の国会は2院制をとっている。この意味をしっかりと考えなくてはいけない。参院は任期中の6年間、選挙がない。これは、じっくりと日本のために議論をする環境があるということだ。衆議院はいつ解散があるか分からない。当然、選挙中心になってしまい、落ち着いた議論ができない。しかし、参院は慎重な議論ができる。

 参院は、各都道府県からの代表と全国比例の職域代表などの議員からなる。地方の事情に詳しく、また、各分野の専門的知識を持つ議員が多い。専門家の集まりだから非常に深い議論ができる。参院で議論し直すことで、法案をよりよくすることもできる。逆に言えば、これができなければ「参院不要論」が出かねない。不要論が言われることこそが、参院にとって恥ずべきことだ。

 当然、国会運営も衆議院と参院で違ってきて当然だ。衆議院では政局を優先してしまうこともあろうが、参院…

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鈴木政二

元参院議員

1948年生まれ。知立市議、愛知県議を経て、95年参院選で自民党から立候補し初当選。2005年の小泉内閣、06年の安倍内閣で官房副長官を務める。参院で野党が与党を上回るいわゆる「ねじれ国会」で党参院国対委員長に就任。旧民主党政権下のねじれ国会では議院運営委員長を務めた。13年に政界引退。