参院選投票日にあたっての各党の声明 全文

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参院選が公示され、雨の中で候補者の演説を聞く人たち=福島市で2019年7月4日午前10時21分、小川昌宏撮影
参院選が公示され、雨の中で候補者の演説を聞く人たち=福島市で2019年7月4日午前10時21分、小川昌宏撮影

 各党は21日の第25回参院選投票日を迎えるにあたって声明を発表した。全文は以下の通り。

自民党

 「第25回参議院議員通常選挙投票日を迎えるにあたって党声明」

 自民党

 明日、令和で初めての国政選挙である参議院議員選挙の投票日を迎えます。

 昭和、平成と二つの時代に渡り「政治は国民のもの」という立党精神の下、政権を担当し重い負託に応えてきた自由民主党は、この度の参議院選挙を「新しい令和の時代を切り拓くための戦い」と位置付け、日本全国津々浦々で国民の皆様に「令和時代の日本の姿」を真摯に丁寧に訴えて参りました。

 わが党候補の真剣な訴えに対する共感と激励の声が日を追って高まる中、特に女性活躍の時代に、全国各地で多くの女性の皆さんのご理解とご支援も得ることが出来ました。今後、国政を運営していくうえでの大きな支えであり、女性が活躍する、新しい時代を築き上げていくための大きな力でもあります。

 急速に進む少子高齢化への対策、激動する国際情勢の中で国益を守る、強い経済、地方創生、災害に強い国創り、全ての世代が安心できる社会保障の実現、憲法改正など様々な政治課題を克服するためにこの選挙に勝利し政治を安定させる。そして子供たちの未来を創ることが、わが党の国家と国民に対する責任です。

 政策も、理念も一致せず、ただ選挙目当てのみで共闘する政党には日本の未来を託すわけにはまいりません。

 自由民主党並びにわが党候補へ、国民の皆様のご理解とご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。(20日付)

立憲民主党

 「参院選投票日を迎えて 国民のみなさまへのメッセージ」

 立憲民主党代表 枝野幸男

 17日間の選挙運動期間を終え、投票日を迎えました。

 安倍政権が発足して6年半、その間、国民の暮らしが豊かになったと言えない状況にあることは、みなさんお一人お一人が感じておられる通りです。「100年安心の年金制度」は、「人生100年時代の暮らしを支える年金」でないことも浮き彫りになりました。国民の暮らしの将来に対する不安は軽くなるどころか、現実はその真逆です。

 安倍総理そして与党は「政治の安定」が必要だと言います。しかしいったい何を安定させるのか。耳あたりのいい数字ばかりを言いつのる一方で、都合の悪い情報は隠し、塗り替え、なかったことにする。「隠蔽と改ざん、忖度と開き直りの政治」を“安定”させて、その手によって消費税増税や改憲論議がなされることを決して許してはなりません。

 立憲民主党は、今回の参議院選挙において、女性候補を比例で45%、選挙区で50%擁立するとともに、障がい当事者、LGBT当事者、働く者など当事者性と専門性の高い候補者を擁立しました。全国の立憲民主党の候補者はこの選挙期間中毎日、国民の暮らしを守るために実現すべき政策を、自身が選挙戦に臨む熱い思いを、いま真に政治が果たすべき責任を、そして国会の景色を変えようと最後の1秒まで街で訴え続けました。

 国民の暮らしに目を向けた「まっとうな政治」を実現する力は、候補者でも立憲民主党でもなく、国民のみなさんお一人お一人こそが今、その手に握っています。

 未来の政治を変えるのは政治家ではありません。

 新しい政治を創るにはあなたの力が必要です。

 この夏、ぜひ「あなたの手」によって政治を変えて下さい。

国民民主党

 「投票日にあたって」

 国民民主党代表 玉木雄一郎

 今回の参議院選挙で、国民民主党は「家計第一の経済政策」と「正直な政治」を掲げて戦いました。この選挙は、「大企業優先」から「家計第一」へ経済政策を転換する選挙です。「改ざん、隠ぺいの政治」から「正直な政治」へ転換する選挙です。そして、新しい政治の扉を開ける選挙です。国民民主党へのご支援をお願いいたします。

公明党

 「投票日アピール」

 本日、参議院選挙の投票日を迎えました。選挙戦を通じて公明党に対する深いご理解とご支援を賜りました有権者の皆さまに、心より御礼を申し上げます。また、天候不順な中を、公明党勝利のために奮闘してくださった全国の党員、支持者の皆さまの熱烈なご支援に対し、心から厚く感謝と御礼を申し上げます。

 公明党は、埼玉・東京・神奈川・愛知・大阪・兵庫・福岡の7選挙区の全員当選と比例区は6議席以上、合わせて13議席以上の獲得をめざし、死力を尽くして戦ってまいりました。当初は厳しい情勢が伝えられていましたが、党員、支持者の皆さまの執念の大攻勢によって大きく押し上げていただきました。しかしながら、いずれの選挙区も混戦から抜け出せず、比例区においても目標に届くかどうかの緊迫した情勢の中で本日を迎えております。

 全国の有権者の皆さま! 党員、支持者の皆さま!

 今回の参院選は、令和に改元されて初めて行われる国政選挙です。新時代を迎えた日本の針路や国のありようを決める重要な選挙です。特に国内においては、経済を安定軌道に乗せると同時に、世界に例のない人口減少・少子高齢化という課題を乗り越えなければなりません。自公政権は、引き上げられる消費税の使途を変更し、教育費負担の軽減を進めるなど、子どもから高齢者までの安心の全世代型社会保障の確立を力強く進めています。また、激動する国際情勢の中で、わが国は対話と協調による具体的な平和と協力の道を開き、国際社会をリードしていかなければなりません。そのためには、自民党と公明党による「政治の安定」という強い基盤が何より重要です。

 公明党には、国民のさまざまな思いを受け止める「小さな声を聴く力」があります。国と地方の議員ネットワークを生かし、その声を政策に練り上げる「政策実現力」があります。生活現場と直結した公明党が政権与党の一翼を担うことにより、「政治の安定」は一層強固になります。公明党が参院選に勝利し、その持ち味を連立政権の中で存分に発揮していくことが、日本の希望ある未来を開くことにつながると確信してやみません。

 全国の有権者の皆さま! 党員、支持者の皆さま!

 何とぞ皆さまのお力で、勝たせてください!

 公明党に力を与えてください!

 投票日に当たり、皆さまの貴い1票を、選挙区は公明党の候補者に、比例区は「公明党」あるいは公明党の候補者に投票してくださいますよう、心からお願い申し上げます。

 2019年7月21日 公明党

共産党

 「参議院選挙の投票日にあたって」

 日本共産党

 希望と安心の新しい日本をつくるのか、それとも危険な暴走政治を続けさせるのか。日本共産党は、日本の命運がかかったとして、この参議院選挙をたたかってきました。

 この選挙戦を通じて、年金、消費税、家計応援、憲法など、私たちが提起した問題が選挙の中心争点となり、日本共産党への期待と激励の声が広がっています。

 「減らない年金」「消費税に頼らない別の道」など、日本共産党が国民の立場にたった解決策を示せる根本には、「財界中心」「アメリカいいなり」という政治の2つのゆがみにメスを入れる立場があります。安倍首相は、選挙戦に入って改憲を前面にすえて訴えていますが、日本共産党をのばすことは、改憲への暴走を止める最も確かな力となります。

 市民と野党の共闘は、選挙戦を通じてさらに結束が強まっています。共闘に一貫して力をつくしている日本共産党が伸びることは、野党共闘の今後を展望しても重要です。

 比例代表選挙と定数2以上の複数選挙区ではぜひ日本共産党を、32の1人区ではぜひ野党統一候補を押し上げていただくよう、心からお願いいたします。

日本維新の会

 「参院選に関連する談話 選挙戦を終えて」

 安倍政権が予算成立後に政策論議を行う場を設けずに、先の国会を閉会して始まった選挙戦だったが、日本維新の会は、一貫して政策重視の党として訴えてきた。

 有権者のみなさんからは、消費税増税の是非や憲法改正、年金問題など政策的な課題を強く問われた選挙だったように感じている。

 国民は政府批判ばかりで対案を出さない野党ではなく、政権交代を担える力のある野党を求めている。日本維新の会は、大阪を行政改革によって立て直した実績が強みである。

 増税の前にやるべきことがあると消費税増税凍結、身を切る改革、教育の無償化を訴え、最大限の努力はしたが政治は結果がすべてである。

 国民のみなさんの審判を静かに待ちたい。

 日本維新の会 代表 松井一郎

社民党

 「第25回参議院議員通常選挙の投票日にあたって」

 社会民主党

 本日、第25回参議院議員通常選挙の投票日を迎えました。社民党は、「憲法を活かす政治」によって、誰もが平和で、安心して共に生きられる「支えあう社会」をめざし、候補者を先頭に全国各地で社民党への支持を訴え、17日間の選挙戦を走り抜いてきました。

 「アベノミクスというけれど景気回復の実感がない」、「消費税がこれ以上上がったら暮らしていけない」、「老後2000万円が自己責任なんてとんでもない」、「安心して大学で勉強したい」、「非正規を作ったのは政府の側だ」など、みなさんの今の政治に対する痛烈な思いをしっかり受け止め、社民党は、家計を温めて社会を底上げする経済政策へ転換するとともに、安心の社会保障と雇用への立て直しに全力で取り組みます。

 「戦争法」などの違憲立法を次々強行してきた安倍政権は、民意や自治を踏みにじり、辺野古新基地建設やオスプレイ、イージス・アショア配備を強行するとともに、「2020年改憲」を公言し、自衛隊を憲法に明記しようとしています。自衛隊の海外派兵を止め、9条の明文改憲の発議を阻止するためにも、平和と平等の共生社会をめざす社民党が必要です。

 社民党は、脱原発で自然エネルギーにシフトするとともに、分権・自治の推進、生活交通の維持、住宅支援、農林水産業の再生、被災者の寄り添う「人間の復興」に全力で取り組み、持続可能な地域社会をつくります。ウソとごまかしの政治、行政の私物化を許さず、クリーンな政治を実現し、政治を国民の手に取り戻します。

 みなさん。社民党は、野党共闘の「要石」役として、候補者の一本化に尽力し、「市民とのきずな」を大事に、地域と現場の声を政治の場に届けてきました。日本社会党時代以来、平和と民主主義を守るために、働く者・弱い立場のみなさんの暮らしと権利のためにたたかってきた護憲の老舗・社民党にとって、国政政党としての存続がかかった選挙でもあります。ホルムズ海峡などを巡って、自衛隊が海外派兵され、「戦争できる国」が「戦争する国」になろうとし、そして安倍政権が明文改憲に着手しようとしているこのときに、社会党以来の歴史を、村山元党首・土井元党首とともに築いてきた社民党の歩みを、終わらせるわけにはいきません。

 みなさん。今回の参院選では、地方自治や労働運動、格差・貧困問題、反基地・平和、くらしの問題を始め、各分野のエキスパートを擁立しました。そして候補者のうち女性が7割以上となりました。大変厳しいたたかいですが、決して負けられません。平和への決意は戦後日本の初心であり、まぎれもなく社会党・社民党自身の初心です。憲法を踏みにじり、民意をかえりみないアベ政治の対極こそ、「憲法を活かす政治」です。変えるべきは、平和憲法ではなく、安倍政権です。安倍改憲とたたかう護憲の社民党をなんとしても残してください。平和憲法を変えさせない思いを、ぜひ社民党に託してください。国会の中でこれからも政党として存在意義を発揮し、頑張り続ける力をお与えください。社民党と一緒にアベ政治の暴走を止め、政治を変えていきましょう。

 本日投票箱が閉じられるその瞬間まで、みなさんの思いと力を社民党へとお寄せください。すでに期日前投票を終えられた方も、一層の支持の輪を広げてください。重ねて護憲の社民党へのご支持・ご支援を心からお願い申し上げます。以上

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