政史探訪

「造反」なき安倍政権は例外

中川佳昭・編集編成局編集委員
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参院選の結果を受けた記者会見で質問に答える安倍晋三首相=東京都千代田区の自民党本部で2019年7月22日、川田雅浩撮影
参院選の結果を受けた記者会見で質問に答える安倍晋三首相=東京都千代田区の自民党本部で2019年7月22日、川田雅浩撮影

 参院選が終わった。いわゆる改憲勢力は国会発議に必要な参院定数(245)の3分の2を割ったが、与党は改選過半数を悠々クリアし、安倍晋三首相率いる自民党の国政選挙6連勝という新記録が生まれた。

 1人区では10選挙区で自民党が取りこぼす失点もあったが、まずは「安倍政権の信任」=「安倍1強の継続」である。

 このまま行けば、安倍首相の通算在職日数が8月24日に戦後最長の佐藤栄作首相(在職1964~72年。2798日)、11月20日には憲政史上最長の桂太郎首相(1901~06、08~11、12~13年。2886日)を超えて歴代最長となる見通しだ。

 なぜ安倍政権はこんなに持ちこたえられるのか。過去の政権と比較しつつ考察してみたい。

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中川佳昭

編集編成局編集委員

1962年生まれ。89年毎日新聞社入社。静岡、浜松支局、東京本社政治部。政治部では首相官邸、自民党(小渕、橋本派)、外務省などを長く担当。大阪本社社会部(大阪府庁キャップ)、政治部与党、官邸クラブキャップ、政治部副部長、同編集委員、社長室委員兼編集編成局編集委員などを経て2019年5月から編集編成局編集委員兼社長室委員。