性犯罪撲滅へ議論待ったなし

(4)-「暴行・脅迫要件」見直し議論の現状、海外の事例は

井出庸生・衆院議員
  • 文字
  • 印刷
井出庸生氏=高橋恵子撮影
井出庸生氏=高橋恵子撮影

 1回目の寄稿で書いたように、2017年刑法改正時に法案付則に明記された見直し規定の3年後とは、来年7月のことを指している。このため法務省は見直し議論に向けて、すでにさまざまな実態把握調査を始めている。一連の調査結果が公表されるのは来年4月以降になるという。

 そこから具体的な検討をする有識者会議があり、そこで一定の結論を得ることができれば、法制審議会に諮問される。このため、再改正案の形が見えてくるのは早くても来年か再来年であり、国会審議は再来年か、今年から起算して3年後ぐらいになるのではないかと私は考えている。

 「暴行・脅迫要件」とは、同意のない性行為であることを明らかに証明するための要件である。性被害の実態を詳しく把握することによって、同意のない性行為を明確に証明することができる要件を、暴行・脅迫以外にも見いだすことができるのではないか。

この記事は有料記事です。

残り1139文字(全文1514文字)

井出庸生

衆院議員

1977年生まれ。NHK記者を経て、2010年参院選長野選挙区に出馬し惜敗。12年衆院選初当選。衆院長野3区、当選3回。自民党麻生派