潮流・深層

2020年米大統領選はロシアの介入との戦いに

古本陽荘・北米総局長
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米議会下院の公聴会で、証言を前に宣誓するロバート・モラー元特別検察官=米ワシントンで2019年7月24日、ロイター
米議会下院の公聴会で、証言を前に宣誓するロバート・モラー元特別検察官=米ワシントンで2019年7月24日、ロイター

 「こうして私たちがここに座っている間にも(ロシアは選挙介入工作を)やっている」。米下院の司法・情報委員会が開いた7月24日の公聴会。2016年米大統領選にロシアが介入した疑惑を調べていたモラー元特別検察官はそう語り、ロシアは20年大統領選にも介入すると訴えた。

 米司法省は今年4月、一部は黒塗りのままモラー氏らの捜査報告書を公表した。モラー氏は、「報告書が私の証言」と語り、議会からの証言要請に後ろ向きだったが、3カ月以上たち、ようやく議会証言に応じた。恐らく、出席を決意した理由の一つは、ロシアが米国の選挙に再び介入することに警鐘を鳴らす必要があると考えたためだろう。モラー氏は、ロシア以外の国が選挙に介入する可能性についても強調した。

 ロシア疑惑の核心は、もともとはロシアがどう米大統領選に介入したか、そこにトランプ氏の陣営が関わった…

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古本陽荘

北米総局長

1969年生まれ。97年毎日新聞入社。横浜支局、政治部、外信部を経て2018年12月から北米総局長(ワシントン)