
米国がホルムズ海峡の安全確保を目的とする有志連合に向けて動いている。大切なことは日本が自国の船を守るかどうかだ。「自国の船は守らない」という国の船を守ってくれる他国などない。
国家の最も重要な役割は国民の生命財産を守ることだ。「他の国に守ってもらう」というところから出発してはいけない。
ホルムズ海峡で日本の船が危険な目にあうことがわかっていて、日本がそれらの船を守らないことは政治の選択肢としてはありうるのだろう。しかしそれは国民の生命財産を守るという憲法の基本的な目的や精神から明らかに逸脱する。
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