韓流パラダイム

文大統領は「盗っ人たけだけしい」と言ったのか プロ通訳と読み解いた

堀山明子・ソウル支局長
  • 文字
  • 印刷
韓国の文在寅大統領
韓国の文在寅大統領

 日本が輸出管理上の優遇対象国であるホワイト国(グループA)から韓国を除外する閣議決定をした8月2日、反発して日本を強く批判した韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の表現が、日韓間の新たな火種になっている。

 発端は「賊反荷杖(ジョクパン・ハジャン)=泥棒が罪もない人にむちをふるう」という四字熟語。日本語では直訳できない表現だ。

 私は「開き直って」と意訳して報じたが、他の日本メディアは「盗っ人たけだけしい」という訳が圧倒的だった。第一線で活躍するプロの通訳ならどう訳すのか?話を聞きながら、語感と問題の背景を考えた。

この記事は有料記事です。

残り2503文字(全文2762文字)

堀山明子

ソウル支局長

1967年生まれ。91年入社。静岡支局、夕刊編集部、政治部などを経て2004年4月からソウル支局特派員。北朝鮮核問題を巡る6カ国協議などを取材した。11年5月からロサンゼルス特派員。18年4月から現職。